いとかな
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2020.10.23 15:48

なんてったって三十路。

28歳を目前にして、劇的に変わったことがあるかと訊かれれば、特にない、と答える。だけど周りはそうでもないらしい。三十路を前にして、多くの友人が人生の転換期を迎えている。それにしても、三十路という言葉の破壊力、どうにかならないものか。そもそも字面がいけないのだ。ハタチ、は、二十歳と書くのに、なぜ三十路になった途端、急に岐路に立たされるのだろう。え?歳はどこへいったの?てな感じ。ただでさえ、大多数の三...

2020.05.27 11:45

ゆるゆるとける

宇宙人がいたらいいなあ、と思っている。ひさしぶりに会う友だちにそう話すと「ちゃんちゃんは変わらないな」と笑われてしまった。僕たちはたまにこうしてああでもこうでもない話をして過ごす。ひと通りしゃべり終えたあと友人がポケットからたばこを取り出しおまちかねと言った顔で、ニカっと笑うので僕も笑って、それをひとつ受け取った。手にもっていた薄っぺらいアルコールをぐっと身体におさめてから、火をつけてもらい深々と...

2020.05.16 09:49

ロング・ロング・グッバイ

おぼえている。大陸のような背中。家族でよく食べた喫茶店のトースト。ソーセージにジャム。新聞の競馬欄をかかさず読んでいた。連れていってくれた後楽園の遊園地。そこでみた特撮ショー。だいすきだったウルトラマンのフィギュア。ファミレスでいつも頼んでたオニオンスープ。バオバブの木のように見えたふともも。怒ると真っ赤になる顔。バイオリンを誰よりも褒めてくれたこと。誰よりもよろこんでくれたこと。頭を撫でてくれた...

2020.04.22 10:54

髭とランボー

八日ぶりに髭を剃る。いくら若くみられても、ごく健全なアラサー男性であるからごく健全に髭も生えるわけで八日も剃らなければ 口周りはちょっとした密林だ。触ってみると ちくちくと硬く、「これはまさに、やわらかいシャー芯や〜!!」某有名グルメレポーターさんを意識した絶妙な例え(?)にやだ、おれ、髭ソムリエデビュー?!と一人でけらけら笑いながらこのまま生やし続けたらどうなるのかなぁ なんて妄想しな...

2019.08.21 12:27

ワクワク新生活

一人暮らしが楽しくてたまらない。もっと早くに始めるべきだったのだと後悔するほどに、満喫している。恥ずかしながら、26になって初めて一人暮らしを始めた。それまでどうしていたかというと、弟と暮らしていたのだ。4つ歳の離れた愛弟何の力にもなってやれなかったけど卒業まで、面倒を見てやりたかった。誰に頼まれたわけでもないし、本人からすると、独り立ちしたい気持ちもあったのかもしれない。今思えば面倒を見る、なん...

2019.07.24 12:37

自撮る。

携帯を紛失してから自撮れずにいる。自撮る とは 自撮りをするの省略語でセルフィーと呼ばれていたりもする高機能カメラが搭載された携帯が流通してから爆発的に流行っていていまやどこもかしこもセルフィー。職業柄 やらないといけないこともあって僕自身、ファビュラスでアメイジングなセルフィーピープルの例に漏れぬ一人である。(と自負する)自分の顔が特別好きかと聞かれればそういうわけでもない。だから日常生活で 自...

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